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- Confronting and Competing with China
- Determining America's Role in the World
(本稿の原文は英語であるが、その日本語訳に際して、著者の1人である鈴木が原文の意味をより理解しや すくするために加筆している。そのため、本稿は厳密な翻訳ではなく、あくまでも日本語版として出すもので ある)
米国とその同盟国は、重要な原材料、製品、およ び技術が、中国との戦略的競争の核心にあるとい う点で概ね一致している。しかし、経済的な重要度 (クリティカリティ)を定義し、どの資源、技術、製品 が他よりも重要であるかを評価するための、強固で 共通の枠組みを有していない。重要度をめぐる議 論は、抽象的なリスクに終始することが多い。政策 立案者たちは、どの依存関係が武器化される可能 性が最も高いか、世界経済や第三国が武器化に どう適応するか、そして重要な依存関係を事前に 「是正」するためにどれほどのコストがかかるか、と いった点を十分に検討することなく、性急に行動 に移そうとしている。
市場介入が民主的な正統性を持ち、かつ政治的 に持続可能でありうるのは、その必要性が国民に 受け入れられている場合に限られる。したがって、 我々の政治制度において、効率性を安全保障と 引き換えにできる余地は限られている。中国との戦 略的競争が繰り広げられる時代において、国家と 社会の間で重要度に関する継続的な対話を進 め、様々な関連分野の専門知識を結集させる必 要がある。現在の問題となっている具体的な論点 に取り組むことで、我々が提案する評価基準は、こ の目的の達成を目指している。
本稿では、より協調的かつ効率的な経済安全保障 政策のための評価基準を提示する。これは単なる チョークポイント(要衝)分析ではない。サプライチ ェーン上のボトルネックを特定し、敵対国が影響力 を行使しうるポイントを明らかにするだけでは、政 策立案者は以下の点について判断することができ ない。
- どのチョークポイントが他よりも重要か
- 武器化される可能性はどの程度か
- 武器化された場合に、どのような二次的な影響 が生じるか
- 最も重要な依存関係の重要度を、いかにして できるだけ迅速かつ低コストで下げるか
本評価基準は、政策立案者が幅広い事例におい て問題の本質を迅速に把握し、優先順位を素早く 付け、政策対応の選択肢を特定するために活用 できる、体系的な質問項目を提示する。